2018/04/16 創立記念講演会「堀家文書から見た明治維新」

4月15日、本校は創立111周年を迎え、津和野町郷土館、堀家文書調査員の椋木利則様をお招きして「堀家文書から見た明治維新」という演題で講演をしていただきました。

「堀家文書」とは、享保18(1733)年本宅火災以後残っている約8万点以上の資料のことで、文化庁の事業で9カ年をかけて目録作りの途中です。

堀家は、戦国時代より島根県の津和野にて鉱山開発を始め、江戸時代には「中国の鉱山王」と呼ばれ隆盛を極め、港、道路、寺社等の修復、飢餓対策、種痘の普及等社会事業に貢献したこの地域では有名な一族でした。

嘉永6(1853)年、ペリーが浦賀に来航した際の堀家文書には、大統領という意味のプレジデントを「伯理璽天徳」と漢字で表し、「合衆国伯理璽天徳書翰和解」と記されています。また、安政元年(1854)年、再度ペリーが来航した際の堀家文書の一部には「人ハ大概六尺立余」と記されており、六尺とは身長約180cmであり、当時の日本人の平均身長は約160cmだったことから、当時の状況がうかがえます。ペリーはこの来航時、ある三つのものを持ってきており、それが日本人にとても大好評でした。一つ目はSLの模型、二つ目は特に女性に人気だったミシン、そして三つ目は電信です。特に電信は遠くの人に情報が伝わるという点において、日本人は驚きを隠せなかったとのことです。

1860年の井伊直弼が暗殺された桜田門外の変、1864年アメリカ・イギリス・フランス・オランダの四カ国による四国連合艦隊下関砲撃事件、坂本龍馬・木戸孝允らで有名な薩長同盟についても堀家文書に綴られています。

楽しく歴史を学べた講演会で、これを機に地元の歴史にもっと興味を寄せてくれる生徒も多いことと思います。

20180415

 

(この記事の投稿者: 石見智翠館高等学校)

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