2008/06/27 山口東京理科大学と交流協力協定に調印する

6月27日、本校は東京理科大学グループの山口東京理科大学(山口県山陽小野田市)と教員や生徒の交流を図る交流協力協定に調印しました。調印式は同大学および本校の関係者が見守る中、田中増次江津市長の立ち会いのもと、塚本桓世(たけよ)学長(学校法人東京理科大学理事長)と本校校長宅野幸徳との間で行われ、それぞれが協定書に署名を行って協定書が交わされました。

協定の目的は、両校が相互の教育環境と教育資源を共有して、高等学校教育と学士課程教育の連続性を確保(いわゆる「高大連携」)することによって、石見地域やわが国の技術発展を担う理科系人材を育成するものです。

山口理科大学の教員による特別出張講義や大学キャンパスにおいて本校生徒が特別体験学習を受けるなどといった「高大連携カリキュラム」の実施、高大教員間の交流や研修などによる教育・研究活動の活性化と高度化を目指します。

第1回目の高大連携プログラムとして、来月5日に開催される「2008年オープンキャンパス」の日には、山口東京理科大学の酒井吉雄教授による「 我が国の最先端技術について 」という講演会が開かれます。在校生はもちろん、オープンキャンパスに訪れ中学生および保護者の皆様にも聴講していただける機会を設ける予定としています。そして9月には、本校生徒の山口東京理科大学へのキャンパス見学会を計画しています。

本校は来年度から普通科コースの一つとして「理系特別コース」(定員30人)を新設します。このコースでは理工系人材を育成するカリキュラムを編成して、同大学教員による特別出張講義や大学キャンパスにおける特別体験学習を行いながら、高校生の「理科」への関心を高めるとともに、理工系の基礎を学びます。高校教育・大学教育と継続してとぎれのない理科系人材の育成を目標とするコースです。この度調印された協定によって、本校から同大学への特別推薦枠(30名程度)を設けていただくことになり、理科系大学に進学する者に新しい道が開けました。

調印式後の記者会見で同大学塚本学長は「理系の学問を学ぶ学生の基礎を、高校で上手に学ばせたいと考えていた。よい提携ができたと思う」、「地元の学生が学び、卒業後も地元に貢献できる大学にしたい」と感想を述べられていました。

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