2009/12/13 花園直前インタビュー チームリーダに聞く

右か田村主将、李副首相、吉田バックスリーダー、角田フォワードリーダー、マネージャ山本さん

右から田村主将、李副主将、吉田バックスリーダー、角田フォワードリーダー、マネージャ山本さん

?司会:ラグビー部の皆さん、第89回全国高等学校ラグビーフットボール大会出場おめでとうございます。このたびで、江の川高校時代から19年連続19回目の出場となります。今日は大会前、いろいろと忙しい中、時間を作っていただき主将の田村翔君、副主将の李仁濟君、フォワードキャプテン角田裕之君、バックスリーダー吉田仁哉君、そしてマネージャーの山本亜可里さん、5名の皆さんに集まっていただきました。今年のチームについて、皆さんの花園大会に臨む気持ちなど聴かせていただきたいと企画しました。よろしくお願いします。?
まずは花園大会に出場する意気込みについて聴かせていただけますか。

主将田村翔君

主将田村翔君

田村君:僕は2年生の時にも花園大会に出場したのですが、あっという間の1時間で、何もできなくてたいへん悔しい思いをしました。3年生最後の大会ですので、今年は花園でいいプレーをして、悔いの残らないように全力でプレーしたいです。

李君:自分は、今年が初めての花園で、焦らずに、今までやってきた自分のラグビーをしっかりして、一回戦を勝って、目標のベスト8まで進みたいと思います。

吉田君:僕は去年、ケガをして出場できませんでした。今年は3年生ですし、昨年花園に立なかった分も頑張ってもりあがっていきたいと思います。

角田君:僕は去年、後半から出場することができました。しかし、出場しても何も活躍することができませんでした。今年は1年間練習を積んで来たことを発揮して、一回戦を必ず突破したいと思います。

山本さん:花園のグラウンドでみんなの練習の成果が出るように、日々の練習でのサポート、環境や雰囲気作りに気をつけていきたいと思います。?

司会:現在のラグビー部は何人いるのですか。

田村君:1年生が18人、2年生が17人、3年生が6人。合計で41名です。

?司会:今年のチームはどんなチームか、皆さん知りたいところだと思うのですが、今年のチーム田村組はどんな特徴がありますか。たとえばフォワードで気をつけている点とか、プレーのモットーとかあります?

田村君:チームのモットーとしては、ディフェンスを重要視しています。前に出て行くディフェンスと厳しいタックルを徹底することで、花園で勝ち上がりたいと思います。

吉田君:言葉に表すのは難しいのですが、陣地を作ることを重要だと考えています。できるだけグラウンドを広く使い早い展開で攻撃を仕掛けることを考えています。

角田君:フォワードは他の強豪校と比べて体が小さいので、相手のチームより何倍も多い仕事料と早いリアクションでそれをカバーします。グラウンド一杯動き回りたいと思います。?

司会:昨年のチームは東京第2代表の東京高校に一回戦で負けましたが、江の川を応援してくださる多くの方には、不運だったが緊張感のあるとても良いゲームだったといわれました。今日集まってくれた中には2年生で花園に立った選手もいるわけですが、昨年の阪本組はどんなチームだったのでしょうか。

田村君:フォワード、バックスとも個々の選手の能力が高くて、阪本キャプテンを中心にしてチームワークが良かったのが特徴ではないでしょうか。あのチームが一回戦で負けたのは信じられません。?

司会:それでは昨年のチームと比べて、今年のチームの良はどのあたりにあると思いますか。

田村君:練習では、一人一人が考えたプレーをすることを心がけてきた。1年間でラグビーに対する理解力が、全員とてもあがってきたというのが特徴ではないでしょうか。

副首相李君

副主将李仁濟君

李君:一人一人みんなのためにグラウンド全体を走って、自分の仕事をしっかりやっているところが、良いチームになってきた要因だと思います。

山本さん:今年のチームは全学年を通して仲が良いところが特徴だと思います。チームワークが取れているところが特徴ではないでしょうか。学年が違ってもプレーでの気づいた点、良い点、悪い点を指摘することができることは、とても大事だと思います。?

司会:現在、石見智翠館高校ラグビー部は安藤監督、澤村コーチ、熊谷コーチの3人体制で指導されているのですが、時には親代わりになって指導されたり、年齢もあまり離れていないので、兄貴的存在というのもあるのではないかと思います。ちょっと答えにくいとは思いますが(笑)、先生方について皆さんがどう思っているか聞いてみたいと思います。まずは、安藤先生はどんな先生でしょうか。

吉田君:ラグビー、そして学校生活についても、時にはやさしく、時には厳しく指導をしてもらっています。

角田君:それもありますが、まず一番に考え方がポジティブでおもしろい先生です。

司会:それでは、バックスコーチの澤村先生はどうですか。

李君:いつも僕たちの気持ちを汲んでもらって、一緒に悩んでくれたり、考えてくれる先生です。練習中でも後ろから大きな声を出して指導してもらっています。

司会:フォワードコーチの熊谷先生は?

角田君:厳しいです。

司会:どういうところが厳しいのでしょう?

フォワードリーダー角田君

フォワードリーダー角田裕之君

角田君:練習での一つ一つのプレーをする時の意識とか考えを聞かれ、できていなかったら徹底的に注意されるので、気が抜けないです。

司会:マネージャーの山本さんはどうでしょう?

山本さん:澤村先生と熊谷コーチは年齢が近いので、選手たちは親近感があって接することができると思います。安藤先生は部活だけでなくて、進学とか勉強の上でもしっかりとサポートしていただけるのでありがたいです。

?司会:今年のチームも春から公式戦、練習試合とたくさんの試合を経験してきたと思いますが、このチームで対戦して一番印象に残った、記憶に残る試合はどの試合でした。

田村君:僕は島根県浜山であった国体中国予選です。1回戦を勝って、準決勝広島と対戦して負けた試合です。チーム状態も良く、相手に押し気味で試合をしていたのですが、後半最終くらいに追いつかれ、ロスタイムに相手フォワードにモールを組まれてトライをされて、みんなで悔しい思いをしました。チームが負けて意気消沈している時に熊谷コーチに「みんなで懸命に練習をして強くなろう!」といわれて、チームがもう一度奮い立ったことが印象に残っています。

李君:僕は中国大会で広島県チームと対戦した時には、最初からチーム全員が気持ちを入れて、気持ちを高めて、全員で一つになって勝とうといいながら試合をしたのですけど、意外に自分たちが普段しているラグビーができなくて、相手のラグビーに合わせてしまった様な試合だった。自分たちのラグビーができなかったことがとても残念だった。しかし、試合には負けましたが、今考えると、僕たちのチームがこの1年、心が一つになって戦った、良い試合ができたのはこの試合じゃないかと思っています。

角田君:僕が一番印象に残っている試合は先週行った大阪朝高との練習試合です。試合は前半3本取られてしまって、相手を追いかけるてんかいだったのですが、ハーフタイム、みんなで意思を統一して後半は頑張ろうと誓いあって臨みました。試合は負けました、後半あともう少しまで相手を追い詰めることができました。花園前の練習試合でしたので、みんなでこの試合は普段の練習試合ではなく、花園一回戦だと意識した試合でした。チームの集中力を試された場面だったと思うのですが、それができたことに手応えを感じました。

吉田君:僕も大阪朝高との試合が印象に残っているのですが、その次の日、仰星戦がとても印象に残っています。関西の壁というか、全国トップチームの壁というものを感じた試合でしたが、大差を開けられた試合でした。しかし僕が思ったのは、ベスト8に進出するには仰星高校くらいのレベルのチームには勝てないといけないと思います。壁は高いと感じましたが、壁にぶつかった結果、大会までの修正しなければならない部分がはっきりしました。

司会:山本さんはマネージャーとして、いつもピッチの外から選手のみんなを見ているわけですが、グラウンドサイドから見て、選手が一つになって戦っているというような印象的な試合はどの試合だったのでしょう?

山本さん:やはりミニ国体の広島戦だったと思います。プレーする選手もそうなのでしょうが、応援する方ものめり込んで声援した試合でした。試合は負けてしまいましたが、保護者の皆さんなど応援してくださった人も感動したと感想をのべてもらって、とても印象に残った試合でした。

バックスリーダ吉田君

バックスリーダ吉田仁哉君

司会:高校生活を総括するには、まだ少し早いとは思いますが、選手の皆さんは約3年間、ラグビーに打ち込んできた毎日だったと思います。ふり返るにはまだ早いとは思いますが、江の川ラグビー部が2年、智翠館ラグビー部が1年ですが、どんな高校生活でしたか。高校3年間で自分がどう成長できたかと考えていますか。

田村君:江の川高校に入学して、挨拶とか先輩方の接し方、先生との関係など中学校時代と違ってとまどった部分もありました。つらく思う時も少しありましたが、ラグビー部の同級生で励ましあいながらやってきました。この学校で寮生活を経験しラグビーを続けたことで、大きく人間として成長できたのではないかと思っています。

司会:李君は韓国からの留学生ですので、日本の生徒とは違った苦労があったのではないかと思います。言葉のこととか、生活様式の点などたいへんだったと思いますが、どうでした。

李君:最初に日本に来て一番苦労したのは言葉の点です。自分のいいたいことを相手に伝えられないもどかしさを感じていました。1年生の時にはつらいと思うことが多くて、韓国に帰りたいと思うこともありました。2年生になって、だんだんと日本語も学んでわかるようになり、生活面で先輩や友達、安藤先生や澤村コーチ・熊谷コーチにいろいろと教えてもらいながら、日本での生活に慣れることができました。自分にとってはこの学校に来て良かったと、今は思っています。

吉田君:僕は江の川高校に入学して礼儀を教わったことが印象にあるのですが、やはりチームメイトと一緒に寮生活を体験して、お互い良いところ悪いところも理解しあって、家族のようになって、チームワークが強くなったのではないかと思います。

角田君:僕は入学して寮生活を体験し、生まれて初めて自分で掃除洗濯をするようになって、自分の身の回りを自分自身でやらなくてはならずたいへんでしたが、そのことで親のありがたさをわかるようになりました。毎日一緒に過ごすラグビー部の仲間と絆が深まったと思います。ラグビー選手としても人間としても大きく成長できたと思っています。

司会:みんないいことをいいますね(笑)。お父さんお母さんが聞かれたら、とても喜ばれると思いますよ。5日に抽選会があり初戦は28日午後1時45分から埼玉県代表の深谷高校と対戦することが決まりました。大会まで約3週間に迫りました。チームを代表して石見智翠館高校ラグビー部が花園に掛ける意気込みについて聞かせてください。

田村君:一回戦は練習試合をしたことのない深谷高校で、どんなチームかもわかりませんが、初戦を突破して、目標のベスト8に進みたいと思います。残された時間、練習を積み、チーム一丸となって花園大会に臨みたいと思います。キャプテンとしてチームを引っ張り一戦一戦勝ち上がっていきたいと思います。

李君:今までやってきた、自分たちのラグビーを花園大会でやっていければ、ベスト8はいけると思うので、そこを頑張っていきたいと思っています。また副キャプテンですので、キャプテンをサポートして、チームを一つにして花園に立ちたいと思います。自分にとって最後の花園ですので、1日でも多くみんなと一緒にプレーしたいので、全員で頑張っていきたいと思います。

吉田君:僕の目標はベスト8です。チャンスがあればベスト4、準優勝、優勝を狙いたいです。バックスは試合の浮き沈みが多くて、ディフェンスでも好不調があることが心配です。受け身にならないように、残された時間で修正して、バックスリーダーとしてみんなを引っ張っていきたいと思っています。

マネージャyー山本さん

マネージャー山本亜可里さん

角田君:目標はベスト8。これから花園までは3週間を切りましたが、これから細かな部分を修正しながら、まずは一回戦を突破することにすべてを集中させていきたいです。

司会:最後に智翠館ラグビーを応援し下さる家族の皆さん、ラグビー後援会の皆様にメッセージをお願いしたいと思います。

田村君:指導してくださる監督コーチ、応援してくれる家族、ラグビー後援会の皆様の期待に応えられるように頑張りたいと思います。

李君:一試合一試合、自分たちがいい試合だったといるような試合をしたい。また応援してくださる方にも感動を与えるような試合をしたいと思います。

吉田君:3年間、好きなラグビーに集中して高校生活を送らせてもらった親に対する感謝の気持ちを、花園でのプレーで表現したいと思います。

角田君:ラグビーを教えてくださった監督、コーチ。3年間僕のためにお金出してくれた両親。そして応援してくださるラグビー後援会に対する恩返しだと思い、1戦1戦勝ち上がっていきたいと思います。

山本さん:お父さん、お母さんもそうだと思いますが、地域の皆さんも私たちラグビー部を声援してくださると思いますので、皆さんの期待に応えられようにチームをサポートしていきたいと思っています。

司会:本日は長時間、大会前で忙しいのにインタビューに答えていただいてありがとうございました。

【平成21年12月8日午後2時より 学校会議室】

(この記事の投稿者: 石見智翠館高等学校)

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