2010/02/03 生徒による学校評価を考察して

生徒による学校評価を考察して

校長  竹 迫  繁

今年度12月末に全校生徒によるアンケート方式の学校評価を実施しました。クラスによって多少の差異はありましたが、全体としては下記のような結果となりました。
それぞれの各項目に対して、生徒は概ねどのような考えをされているのか、そして学校側・教員は、生徒の思いを数字で読み取り今後の指導と自己研鑚に努めていかなければならないと考えています。
生徒・保護者の皆様もこの結果を見られて現状認識、参考にして頂きたいものと思います。

 (アンケート結果)

A.生徒が肯定的に捉え、評価の高いベスト10

順位 質問内容 (そう思う)
1位 本校で学んでいる教育活動全般の事柄は、今後の生活や生き方に役に立つと思われる                       99.3%
2位 基本的生活習慣の確立(頭髪・服装・化粧・挨拶・マナー)等の指導がなされている 88.6%
3位 良いクラスメートや友人に恵まれて学校生活が楽しい 86.9%
4位 今の学校生活及び指導は社会人になった時に役立つと思われる 86.7%
5位 部活動は充実しており、目的・目標をもって取り組んでいる 85.5%
6位 日々の部活動は、個々の目標に合致し、高い目標が持て満足している 84.8%
7位 寮生活を通じて、基本的生活習慣の確立が計れている 84.2%
8位 成績評価はテストの得点に加え、日ごろの努力、姿勢、提出物等も含めて総合的に評価されている 84.1%
9位 進路に関する情報・案内・講演会・個人面談は、私の進路を考える上で役立っている 81.4%
10位 通知表や個人面談等は、日頃の学習成果や生活を再確認するのに役立っている 81.0%

 B.生徒の評価が低いベスト10

順位 質問内容 (そう思わない)
1位 図書館は利用しやすい環境にある 10.1%
2位 身体や心の悩みの相談は適切に対応され、カウンセラーとの相談は気楽に受ける事が出来ているか 34.3%
3位 学園祭等の生徒会行事に、生徒が主体的・自主的に活動出来るように配慮されているか 40.8%
4位
4位
寮の施設・設備は適切に整備されている
寮での生活・学習両面において快適に過ごせる環境である
43.0%
43.0%
6位 寮における食事・栄養面において、適切な配慮対応がなされている 45.7%
7位 学習と部活動の両立がうまく実現できる体制が整えられている 54.3%
8位 学習の大切さが分かっているので、自ら進んで勉学に取り組んでいる  55.6%
9位 寮における安全・安心面において、適切な指導・対応がなされている 60.0%
10位
10位
授業を通して私の学力は向上している
授業の指導内容や方法について、適切な工夫・改善が感じられる
61.5%
61.5%

この結果を見て一番嬉しく思った事は、昨春、就任以来一貫して言ってきましたが、学習や部活動は苦しくても、学校に来ること、学校生活が楽しくなくてはいけない。この事が一番大切な事です。と言い続け、今回この調査結果で上位の3位に入り高い評価を得たことに大きな喜びをいただきました。

また、ひそかに私自身が期待していた「授業に対しての熱意(情熱)をもって指導にあたられる先生が多数である」が72.7%、「真剣に厳しい姿勢で授業に取り組んでいる」が71.4%と中位の上部にあがっている事については不満ではないが、数字の上ではもう10%、先生方にはもう一段階のレベルアップに向けて奮起していただかなければならないことを痛感しております。

ワースト面を見てみますと、特に本校の図書館。学習をするには別段の不足は感じられないが、蔵書についてはいたってお粗末で、このことについては今後年次的に解決していかなければならないと考えています。

寮の施設・設備、生活・学習面についても低評価が出ておりますが、これは建物等の構造上の問題や、集団・団体生活をしていく上で制約部分が多い面で、多少の不満が数字となって表面化しているものと思われます。

また、寮での食事・栄養面においては、半数を若干超える生徒が不満をもっているようですが、日々の献立メニューやカロリー等がきちんと計算され、私は昼食をよく利用していますが、実際に食してみて大変満足しています。
近年食生活もインスタントやレトルト、冷凍食品の普及、ローソン・ポプラ・セブンイレブン等のコンビニエンスストアやファストフーズ店の出店により児童・生徒の食文化も、年代や各家庭においても若干の差異は生じており、好みにも変化があり好き嫌いが多いことも事実ではないかと思われます。
しかし、結果としてこのような数字が出ていますので、次年度からは一段の向上を目指して関係者に改善の要請をしていきたいと思います。

学習面においては、各自の姿勢により取り組み方に相違がありますが、自ら進んで学習に取り組んでいる生徒は55%。授業を通して学力の向上を認識している生徒が61%。この数字を読んでみて不満足ではありませんが、満足するわけにもいきません。
日々時間が足りない皆さんが大多数で、疲れもあり、早く床に着かれるのではないかと思いますが、夜中に起きて1時間でも、朝方早く1時間でも各自に合ったスタイルを作るべきだと思います。
そして、何か自分の好きな教科、点数の取れる教科、或いは好きな先生の教科に猛烈にアタック・チャレンジして自らの武器(得意教科)をつくって欲しいと思います。

そこまで達すると、次のステップが見えてきます。そして教科担任と競争して下さい。出題されるテスト問題も自分で予想することも出来ますし、自分で作ることも可能となってきます。ここまできたら占めたもの、時には先生をノックアウト(KO)することが出来るのではないでしょうか。(そうなると痛快・爽快)な気分を味わえると思いますよ。言い換えれば明るい視野と先の展望が見え、やる気も元気も増してくると思われます。

(この記事の投稿者: 石見智翠館高等学校)

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