2010/12/17 スピーチコンテスト バハキさん2位山田さん3位

平成22年度県スピーチコンテストで2位に入賞したバハキさん(右)と3位の山田さん(左)

12月16日(木)出雲高校で、県高文連主催のスピーチコンテストが開催され、県内5校から出場した9人が家族や地域とのかかわり、命の大切さなど熱弁をふるいました。

本校からはバハキ・フェルナンダ・アリゾノさん(1年1組、浜田三中出身)と山田彩花さん(2年智翠特別、大田一中出身)が出場し、バハキさんが「ほたる」という演題でスピーチして2位、山田さんの「季節はずれのクリスマスプレゼント」は3位でした。

バハキさんの「ほたる」は、日本国籍でない自分が仲間外れになることが怖く、気持ちを正直に表現せず友人に合わせている自分に嫌悪感を抱いて悩んでいた。あるとき自宅に遊びに来た友人に自分の将来の夢を素直に話すと、友人は強く共感して理解をしめしてくれた。そのことが転機となって自信を取り戻すことができ、夢の実現に向けて頑張ろうと考えられるようになった。以前陸上の夜練習で偶然見かけた、懸命に光り続ける蛍と同じように、自分も強く輝けるようなったと感じた。「自分を知ってもらおう、理解してもらおう」と自ら語りかけることの大切さを述べました。

山田さんは、中学生の時障がい者が書いたサンタクロースの絵はがきを売るボランティアをした。活動の中に先生から聞いた「障がい者の人に『かわいそう』という言葉をつかって欲しくない」という言葉が心に残っていた。このたび江津養護学校で交流会に参加した。一緒に音楽に合わせて動くゲームをした中で、手をつなぎ笑顔を交わすことで、障がいを持つ人とも友達として関わりあえるのではないかと強く思った。机の引き出しに残っていたその絵はがきを久しぶりに見たとき「自然体で彼らと接しながら、平等な立場に立つひとりの人間として素直な気持ちで接することが、偏見を無くし思いやりのある社会を創る第一歩ではないか」と気づくことができたと述べました。

来年8月に福島県で開催される全国高文祭には、バハキさんが県代表の一人として出場することが決まりました。

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